展示案内

『欲しいものがないなら自分で作ってしまおう』

 うどん屋かプラモケイ店か。1964年ゆらゆら揺れる木刀の導きにより一坪半のプラモ屋として誕生したはずが、模型好きの若者が集まる内にいつの間にか売る側ではなく作る側として今や世界的フィギュアメーカーとなった海洋堂。

 海洋堂フィギュアミュージアムミライザ大阪城ではフィギュアに馴染みのない国内外の方でもお楽しみ頂けるように、海洋堂が40年以上に渡り手掛けた様々な分野のフィギュアの中でも選りすぐり3,000点以上を10のエリアに分けて展示しています。

今までフィギュアに興味がなかった方、馴染のなかった方でもお楽しみ頂けるフィギュアや展示エリアがきっと見つかるはずです。もちろん、フィギュアオタクの方でもお楽しみ頂ける稀少なフィギアも多数展示しています。

01】特撮エリア

何十年も何世代にも渡って愛され、今なお子供達の心を掴む特殊撮影技術(通称:特撮)で撮影された様々なキャラクター達。

ここでは海洋堂が手掛けた世代を超えて愛されるヒーロー達のフィギュアから、敵役でありながら今や『KAIJU』として世界的な言葉にもなった『怪獣』達のフィギュアまで。日本を代表するキャラクター達のフィギュアをご紹介。

02】洋画エリア

伝説的な名作映画の巨大フィギュアから世界的な人気を誇るヒーロー達はもちろん、誰もが知る個性的なヴィラン達まで。

海洋堂は世界中の映画を題材に、まるで画面から飛び出てきたかのようなリアリティ溢れるフィギュアを手掛けています。

ここではそんな名作映画達のフィギュアの中から特に洋画にスポットを当てて展示しています。

03】マンガ・アニメエリア

数々の名監督や名作家達により生み出され、今や世界中を虜にする『ジャパニメーション』や『マンガ』。

海外ではアニメーションやコミックスと区別して呼び表される様にまでなった日本のそれらはもはや、現代日本を語る上では欠かせない日本文化の一つです。

ここでは海洋堂が手掛けた伝説的名作のキャラクター達のフィギュアから、今なお愛されるキャラクター達のフィギュアまで様々なフィギュアが多数展示されています。

04】美少女フィギュアエリア

様々な分野のフィギュアが存在する現代において、その中でも現代日本のフィギュア文化を語る上で欠かせないのが『美少女フィギュア』です。

ここでは『美少女フィギュア』のパイオニア的存在にして、その功績が認められ文化庁より表彰を受けるまでに至った海洋堂所属の造形師BOMEが手掛けた様々な『美少女フィギュア』を多数展示。

造形師BOMEの『美少女フィギュア』の世界をご堪能あれ。

202212月文化庁長官表彰受賞

05】食玩エリア

かつて2000年前後に海洋堂が日本全土で巻き起こした『食玩ブーム』。『食玩』とは本来は『おまけ付きお菓子』という言葉だったものが、

『食玩ブーム』をきっかけとして今では『おまけ』そのものを指す言葉にもなっています。

ここでは海洋堂が手掛けた昔懐かしの『食玩』達が勢揃い。かつて全種類揃えられた方も揃えられなかった方も是非、昔を懐かしみながら精巧なミニチュアフィギュア達をお楽しみください。

06】ネイチャーモデル

海洋堂が手掛けるのは何もアニメや特撮のキャラクターばかりではありません。自然界に存在する様々な生き物達。

アフリカゾウやマッコウクジラ、昆虫達から果ては太古の昔に存在した恐竜達まで、ありとあらゆる生き物達もフィギュアにしてしまいます。

ここでは海洋堂だからこそ出来る、まるでそこで生きているかのようなリアリティと生命力溢れた生き物たちのフィギュアが多数展示されています。

07】日本文化

仏像や浮世絵等、古くから海外でも絶大な人気を誇る日本古来の文化や芸術。フィギュアの老舗『海洋堂』より更に長い歴史を持つ日本の伝統達と海洋堂がコラボレーション。

ここでは博物館や展覧会、研究者達により監修を受けるが故に高い完成度が求められる『公式モデル』を筆頭に、

海洋堂だからこそ実現可能な他に類を見ない正確なディテールと質感を実現したフィギュアが多数展示されています。

08】アート

海洋堂の技術の高さとその芸術性は世界的にも認められており、国内外のアーティスト達や海外の美術館・博物館とも頻繁にコラボレーションしています。

ここでは現代日本芸術とのコラボレーション作品を初めとして、海洋堂が手掛けた国内外の人気アーティスト達とのコラボレーションフィギュアを多数展示しています。

09】カプセルフィギュア

海洋堂が手掛けるフィギュアはなにも大きな物ばかりではありません。

『手のひらサイズの博物館』をテーマとした『カプセルQシリーズ』は海洋堂のミニチュアフィギュアの集大成とも言えるもので、

この世のありとあらゆる物、例えば動物や乗り物、芸術作品、アニメやマンガのキャラクター達まで手のひらサイズにミニチュア化。海洋堂が手掛けた手のひらサイズのフィギュアが所狭しと大集合です。

10】ボックスジオラマ

海洋堂創設者である『宮脇修』。海洋堂フィギュアミュージアムの館長でもある彼の発案した『ボックスジオラマ』は、

通常平らなベースの上で作られるジオラマを箱の中で作成する事で敢えて見る者の視界を制限し、あたかも箱の中に別世界が広がっている様に見せる展示手法です。

ここでは海洋堂が作成したフィギュアと様々な演出が一つの箱の中で融合。海洋堂フィギュアミュージアムでしか見られない、ドラマチックに再現されたフィギュアの世界がお楽しみ頂けます。

 

※ジオラマ

情景を再現した模型のこと。通常その情景を現実世界で再現するという性質故に再現度を高めれば高めるほど広大なスペースや複雑な仕掛けを必要とするが、

ボックスジオラマでは箱を用いて視界を制限する事で立体的な視覚効果を最大限に活用しつつ、限られたスペースで一つの世界を表現する事を可能とした。